目次
新規農地の土壌改良
畑の問題点
- 石が大量に混ざっている
- 粘土質で排水が悪い
- 耕盤(岩盤?)があり雨が降った後は1週間経っても水が捌けない
現在借りている家庭菜園の隣が空いたので新たに畑を借りました。
借りた当時の状態 2019.7.9
畑の石取り
畑の石取り手順
- 畑に穴を掘り土をかき出す
- 穴の深さは40cm前後
- 穴の底に石が残らないようにする
- かき出した土をふるいに掛けて穴に戻す
上記の内容を延々と繰り返します。
現在借りている畑側から穴掘り開始 2019.7.27
助っ人要請 2019.8.4
8月4日 兄貴・甥っ子・甥っ子の友達2人 計4人の助っ人で日中
10:00~15:00(昼飯休憩1時間)で穴掘り
この日は日中36℃まで気温が上がっており15分作業して20分休まないと次の作業に移れないため人数はいたがかなり難航しました。
前回の作業後の現場確認 2019.8.10 7:58
前日、娘と作業した現場確認画像 2019.8.12
出社前に 前日の現場確認 2019.8.13 7:06
9月7日までの進捗状況 2019.9.7 8:31
9月8日までの進捗状況 2019.9.7 8:39
同じ場所を違う角度から撮影しています。
台風の翌日 2019.9.10 夕方
9日の台風の影響でビチャビチャの状態です。(9月9日 総雨量 78.0mm)
ゲリラ豪雨翌日 2019.9.12 7:19
先日の台風の雨が残ってる状況でのゲリラ豪雨のため完璧な池になってしまいました。
(9月11日 総雨量 24.0mm)
土がベチャベチャのためしばらくは石取り作業は無理な状況です。
新規農地での畝1号完成 2019.9.14
畝を作成しました。 前週に肥料も入れておいたのでニンジン・ダイコンの種まきも完了!
またしても雨が・・・2019.9.16
(9月16日 総雨量 17.0mm)
夜半から降り出した雨が再度、朝方にも降ってきました。
この青い線まで水たまりになっていました。
バケツで汲み出すべきか・・とバケツを取り出した自分を見て師匠が「通路に流した方が早いよ」と言って、手伝ってくれました。
翌日の朝の状況がこちらです。 2019.9.17 7:15
二日後の朝やっと水が抜けてきました。2019.9.18 7:17
ほぼ水が無くなった状況です。 2019.9.18 17:43
この深く掘った穴の部分の水は一向に減る様子がありません。
水はけ対策
通常の畑では考えられない水たまりが出来るのは耕盤(岩盤?)が邪魔をして水が逃げられない状況にあるためです。
色々調べた結果、耕盤(硬盤)層 破壊が必要と結論が出ました。
耕盤(硬盤)層 破壊の方法は2つ
人力による破壊
ひたすら穴を掘り硬盤層の穴を空けて 、土砂等で再び塞がらないように木材チップ(もしくは大き目な石)もみ殻で穴を埋める
植物による破壊
セスバニア(直根系)の根による硬盤層の破壊(播種期6~8月)
※難点はセスバニアは花が咲くと茎が固くなりカマで取れなくなったり、種が飛ぶと周囲にセスバニアだらけになって迷惑をかけてしまう
今回は石取りのために穴掘りした場所で何か所かに人力で硬盤層の破壊が可能かチャレンジします。
いざ耕盤破壊へ 2019.9.19
穴の水をバケツで汲み出して掘り進めていきます。
周りの人からは「無理だよ!」とずっと言われてて・・信念のもとに掘り進めましたが
岩盤で進めなくなりました。
(黄色部分が岩盤です。)
結局、この穴からバケツで汲み出していた水は周囲の畑が岩盤で逃げていかない水を自分が掻きだしていただけの結果になりました。
耕盤破壊に失敗した結果残された道は2つ
- 自分の畑の土を増やして(かさ上げ)水はけを良くする
- 同時並行で夏場はセスバニアを植えて岩盤以外の耕盤層に穴を空ける
- 暗渠の作成(上記2つで解決出来ない場合)
文字だと伝わりにくいので画像を用意しました。
一番左側にある株の状況が現在です。
土の中の水位は雨が続くと上がってきてしまい根腐れの原因にも繋がる状況
なので土のかさ上げをする事によって雨が降っても株の根には水が来ない状況を作り出します。
そして岩盤があるので叶うかは分かりませんがセスパニアによって岩盤以外の耕盤層に穴を空ける事で畑の中で水抜きが出来ればと考えております。
穴埋め作業 2019.9.22
掘った穴の埋め戻し作業
腐葉土・土の投入(石・ゴミが入らないようにふるいに掛けながら)
肥料を混ぜ合わせて来週には畝作ってほうれん草の種まきです。
穴掘り作業 2019.9.28
こんなのが出てきました。
ちなみに厚さは17cmくらいあって周りの畑の人に手伝ってもらって4人がかりでやっと通路に出せました。(この取出し作業だけで2時間くらい掛かりました。)
台風シーズン到来
10月~11月は台風&熱帯低気圧のため石取りはまったく進まない状況になりました。
10月の水溜まりになった畑の水抜きの様子はこちらでご覧になれます。
水は引くのをひたすら待っていましたが
11月22日 34.5ml
11月23日 30.0ml
11月24日 13.5ml
と雨が続き更に待ち状態が続きます。
11月24日の水抜きの様子
石取り冬の陣!いざ! 2019.12.14
サクサク進めます。 右側の山が振るった土です。(サラサラ♪)
本日の掘り出し物
ちなみに建設関係の人に聞いたらこのオブジェのような鉛の管は昔トイレの排水に使っていた物だそうです。
最後に出てきた石(アスファルト)です。
60cm×40cm×18cm
先日の石よりは小さかったので一人で出せましたが・・・
今後出て来ない事を祈るばかりです。
石取り冬の陣! NO2 2019.12.22
また雨です。。 ・゚・(。>Д<。)・゚・
22日 15ml
23日 10.5ml
出勤前に撮影 2019.12.26
また水たまりに逆戻り
石取り冬の陣! NO3 2019.12.29
穴の部分は濡れていますが以前に比べ水はけが多少良くなっており掘り出した土はほぼ乾いているので土ふるい血行!
石取り冬の陣! NO4 2020.1.4
正月の間、晴れが続いたおかげで土が乾いています。
(但し朝は霜が降りるため多少の湿りはあります。)
石取り冬の陣! NO5 2020.1.11
掘り進めていくと岩盤のような物が出てきたので
石取り冬の陣! NO6 2020.1.12
前日に掻き出した土が少しでも乾いていたら土をふるいに掛けようと思ってましたが雨が降ったの!? と思うくらい湿ってたので断念
石取り冬の陣! NO7 2020.1.23
今年の冬は暖冬なので雨が降りやすい気象とのことで翌週は雨予報。。
なので晴れが続いて乾燥している今しかチャンスがない状態なので急きょ有給を取って朝から石取り作業をすることにタイムリミットは雨が降り出す11:00(前日夜の天気予報)まで
生まれて初めてのヘッドライトでの作業
丑の刻参りじゃないですよ。。
<点線の中は畑の話と関係ないのですっ飛ばしてOKです。(笑)>
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余談ですが、この時に「本当にあった怖い話」って動画を思い出して、こういう時に霊が出るんだよなぁ・・と考えていたら畑の横(自分の背中側)を自転車が通ります。
怖っ!と思いながら振り向くと自転車に乗ってる人はこちらを見ずにまっすぐ前を向いて通り抜けていきます。
あれ!? こっちが怖いと思ってたけど・・自転車の人からしたらこんな真っ暗の中に一人でヘッドライトを付けて穴を掘っていたら(掘っているように見える)よっぽど怖いから必死に漕いで離れたかったのでは!?
それから2時間後遠巻きにパトカーが停まっていて、休憩に車で休んでいる自分の横をスーっと通って行きました。
完璧に通報された模様・・
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11:00から降る予定の雨が7時過ぎからポツポツ降ってきました。
せっかくなので続けていましたが8時には本格的に降り出したため断念
残念。。
そして週末、翌週の降水量は下記の通り(見づらかったら画像をクリックしてください)
2020年2月1日の様子です。
周りの畑仲間からは池作ってるの? と揶揄されるしまつ。。( ;∀;)
穴の中は水が残っているのでどうにもならないですが、晴れていて風も吹いているので掻き出した土を拡げて乾燥させます。
2020年2月2日
続いてコンボストを入れた時に土がこぼれないようにあぜ波シートを張ります。
予定としてはこんな感じですが今回は穴があいている状況なので途中までです。
この日はこでれ作業終了です。
コンボスト搬入前の穴埋め作業 2020年2月15日
土壌改良最終章 コンボスト搬入 2020年2月17日
レンタカーでダンプを借りて彩の国うらわコンポストに行きました。
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青い字をクリックしたら埼玉県でコンボスト無料配布に関する記事が見れます。
今回はダンプなので積込みはブルトーザーなので20分ほどで完了
(バタバタしてたので画像が無いです。)
ダンプからの搬入距離を縮めるためギリギリまでダンプを入れます。(座っているのは兄貴です。)
判明! 土が足りてない・・2020年2月23日
高畝にしたせいか2畝以外は元の高さになっています。
(画像をクリックしたら大きい画面で見れます。)
全体を嵩上げ(水はけ等の問題解決)するのが目的なので圧倒的に足りてない状況です。
コンボスト3屯1回ではなく2回運べば良かったのですが机上の理論では1回で足りる計算でした。
ダンプを再度借りるにはお金が掛かるため嫁に禁止されたので3月11日に乗用車2台で1.4屯のコンボストの搬入は決まっていますが4月までにあと3畝分の土が必要です。
( ´ ⌒ `)ゞ コマッタナァ
゜∀゜!!
落ち葉床にチャレンジ! 2020年3月3日
コンボストが足りない場合を考えてネットで色々検索してみると落ち葉床の情報がありました。
稲わらの上に葉っぱを敷き、米ぬかを掛けて、葉っぱを敷いて水を掛けてを繰り返します。
この日は夕方からの作業のため真っ暗になってしまったので葉っぱ2袋を残して終了となりました。
翌日早朝の落ち葉の様子を撮影しました。2020年3月4日
コンボスト搬入第2弾 2020.3.11
今回は乗用車2台(内軽の1BOX1台)でコンボスト搬入です。
10時前にリサイクルヤードに到着
午後の積込み風景
母ちゃんと娘もお手伝い
母ちゃん馬力あります!
車に積み込んだ状況
こちらは乗用車なのでサスペンションが柔らかく沈みこんでます。
コンボスト搬入後の風景です。
濃い色部分がコンボスト
波板の横にも運んで嵩増し
畑仲間も「すごいね!」と声をかけてきます。
未来予想図
畝間からの表面排水
ここまで見て頂いたら分かるように岩盤があるため大雨が降ると水たまりになってしまう土地なので溜まらない(溜めない)仕組みが必要になってきます。
まだ土の量が足りないので通路と変わらない高さなので難しいですが・・・
畝間に傾斜をつけて畝間部分を表面排水して畑に降った雨水を通路に流せるようにしていきます。
セスバニアによる岩盤破壊(隙間の穴あけ)
調べると耕運機などで鋤き込まないと大変な作業になるらしく家庭菜園には不向きと記載がありますセスバニアを点々に植えて少しでも地下に水が浸透するように考えています。
なのでこの物語(いつ備忘録から物語に変わったんだぁ!?)はまだまだ続きます♪
次回は肥料を入れて畝づくりの報告ですね(乞うご期待)