野菜に必要な栄養素

 

炭素(C)
水素(H)
酸素(O)
大気や水に含まれるので施す必要なし
多量要素 窒素(N) 葉肥」とも呼ばれ、茎葉や根の伸長に重要な役割
リン酸(P) 花肥」「実肥」とも呼ばれ、開花や結実を促し、茎葉や根の伸長を助ける
カリ(K) 根肥」とも呼ばれ、根や茎を丈夫にする
中量要素 カルシウム(Ca) 細胞壁を丈夫にする役割
マグネシウム(Mg) 葉緑素を構成する主要な要素
イオウ(S) タンパク質を構成する要素
微量要素 鉄(Fe)
銅(Cu)
マンガン(Mn)
亜鉛(Zn)
ホウ素(B)
モリブデン(Mo)
塩素(Cl)
ニッケル(Ni)
光合成、アミノ酸合成、酵素の活性化など様々な役割。土壌中の天然ミネラル成分が供給源。

炭素(C)・水素(H)・酸素(O)以外の要素は土中から供給され根から吸収されます。

土中に不足する場合は、肥料を施して補給することになります。

植物が最も多くの量を必要とするのが、窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)です。

カルシウム(Ca)やマグネシウム(Mg)などの中量要素も重要で、特にカルシウムは酸性土壌のpH調整に不可欠です。

バットグアノ (花肥・実肥)

バットグアノは、コウモリの糞が長い年月をかけて堆積し、化石化したもの

N(窒素) P(リン酸) K(カリ)
0.5〜2 10〜30 0

基本的にリン酸を多く含む、有機質のリン酸肥料

油粕 (葉肥)

油粕は、ナタネやダイズから油を搾り取った残渣

三要素の成分比
N(窒素) P(リン酸) K(カリ)
5〜7 1〜2 1〜2

リン酸とカリの含有量はわずかで窒素の含有量が多く、有機を代表する窒素肥料

草木灰 (根肥)

草木灰は、草や木を燃やしてできた灰

三要素の成分比
N(窒素) P(リン酸) K(カリ)
0 3〜4 7〜8

主体はカリで、他にリン酸と石灰

草木灰の成分は水に溶けやすくすぐに効果があらわれます。

補足

果菜類
トマト、ナス、ピーマンなどの果菜類は、リン酸を含んだ肥料を与えると
実つきを良くするのに役立ちます。
2週間に一度バットグアノなどリン酸を多く含む肥料を追肥しましょう

※サツマイモやトマト、豆類は、窒素分が多いと葉ばかりが繁茂し、実つきが悪くなりますので窒素分を控えましょう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です