目次
サツマイモ基本情報
土壌酸度 ph5.5~6.0
以下品種によって異なります。
収穫期 植付け後110日~120日
収穫に適した大きさは、20~25cm程
土で決まるサツマイモ栽培!
肥料の無い土壌で育てる
前作で肥料が残っている場合は赤しそを混植する
水はけの良い畑で育てる
水はけが悪い場合は出来るだけ高畝にする
畝の高さは20cm~30cm
水はけが悪い場所で、長雨などで冠水してしまうと枯死する
サツマイモは収穫までの栽培期間な長いので雑草対策のためにもマルチングをしましょう
ツル苗で決まるサツマイモ栽培!
ツル苗の選択方法
長さが20cm以下の節間の詰まった苗(先端から5~6節まで)がよい
ワンポイント
発根が早く、肥大根(イモになる根)になりやすいのは頂葉(展開葉)から数えて3~5節目
葉柄の付け根(節)から不定根が生えてきます。
この不定根が生長していもになります。
吸収根は水分や肥料を吸い上げる役目になります。
※ 苗についている葉を枯らすとこの不要根が吸収根になるため葉を枯らさないように注意が必要
植え方で決まるサツマイモ栽培!
温度は18度以上になってから
(不定根がツノのように顔を出したころに行ないます。)
pH(ペーハー)5.5~6.0
定植位置を決める
ツル苗を株間35cm~40cmに測り位置を確認
位置が決まったらカッターで畝に対して水平に切り込みを入れます。
差し苗の植える角度(土壌水分量によって調節)
土が乾き気味の時は45度(水を含む場所に差し苗が届くように)土壌水分量が十分あるときは30度以下の浅植えにする。
浅い位置ほど地温が高く、空気(酸素)が多いので発根が早い
植付け時の肝は葉を出す事
葉の付け根部分にサツマイモが出来るのでしっかり土に埋めますが必ず葉を土の表面に出すことです。(葉を枯らすと不要根が吸収根になるため)
過剰な養分対策
こちらの畝の場合はジャガイモの後作のため肥料が残っているので脇に赤シソの種を撒いています。(吸肥力の強い赤しそがつるボケ防止・サツマイモの害虫イモコガの忌避)
苗の葉を枯らさないように活着させるには、曇天時に植えるのが一番
晴れの日に植える場合は午後遅めに定植します。
時期(日差しの強さ)によりますが、不織布でのトンネルだと日差しが強いので藁を掛ける(無ければ枯草)のがベターです。
こちらの畑では肥料を入れておりませんがコンボストを混入しているので念のため赤しそを植えております。(肥料分を赤しそに吸収させるため)
土壌に栄養があるとツルがどんどん伸びてきます。
サツマイモは伸びた蔓(ツル)は土と触れ合うと途中から根を出して小さな芋が出来てしまい、肝心の芋に栄養が行かなくなります。
それを防ぐために蔓返し(土と触れないように)を必要に応じて行います。
蔓返しをしてもすぐに拡がってしまうようであれば紐で括ることをお勧めします。
サツマイモは葉からの光合成産物であるでんぷん質がイモにたまり、大きく成長します。
伸びた蔓があまりに長くなってしまった場合でも極力、蔓(ツル)は切らないようにしましょう
サツマイモの収穫時期
植え付けから100~110日から~約4ヶ月経った頃
もしくは葉の一部が黄色くなってきたころです。
試し掘りをして確認してから収穫しましょう
※ 晴れが続き、土が乾いた日を選んで収穫します。
※ 絶対に洗わないでください
霜に当たると寒さでイモが腐ってしまうので、初霜の前までに必ず掘り上げます。
サツマイモ収穫方法
蔓(ツル)を切る
掘り起こす時に蔓(ツル)があると邪魔になるので事前に蔓(ツル)の根本を引っ張りあげ地上から4~5cmで切り取ります。
マルチを剥がしたらサツマイモの周りの土から少しづつ中心に向かって土を解いていきましょう。
サツマイモ収穫後の保存方法
最大のコツは水分を避けることです。
サツマイモを収穫したら半日(2日でもOK)ほど畑で乾かして土を払い落して(表面に薄く付いている土はそのまま)1本づつ新聞紙に包んで風通しのよい日陰で保存をしましょう
(適温は10~15℃。風通しのいい冷暗所が最適)
※ 冷蔵庫はNG!
サツマイモは掘り上げたあとも呼吸をしているのでプラスティック(発泡スチロール等)の締め切った容器には入れずに段ボールなどで空気が入る状態にしましょう
サツマイモの食べごろ
他の野菜は採れたてがおいしいがサツマイモは寝かせた方が美味しくなります。
掘りたてのときはデンプン含有量が多く保存をすることでデンプン質が糖分に変わります。
収穫後、最低でも1~2週間保存してから食べるようにしましょう