ジャガイモ栽培 2019年 収穫完了


この植付時期は春バージョンです。

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ジャガイモの特徴

  • ジャガイモは酸性の土が好きな野菜なので、育てる土には石灰を入れない
  • 種イモは12月下旬ごろから販売が始まるが、寒さで種イモが腐ってしまうので暖かくなる3月以降に購入
  • 芽だしは日なたに種イモを並べ、太陽光に当てます。夜は家にいれる
  • イモは日光に当たると、緑化してソラニンという毒素のある物質が作られる
  • 土寄せをしてイモを地表に露出させないことが重要
  • pH5.0~6.0

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ジャガイモ栽培の準備

種イモ購入(植え込みの1か月くらい前に購入して芽だしをしておく)
土づくり 2~3週間前に 牛糞堆肥・米ぬか・腐葉土等の混ぜ込み

※ 苦土石灰はいらない(ジャガイモは酸性が好きらしい)

毎年のことなのでカレンダー等に前もって入力してスケジューリングがベターですね

私の場合はタイムツリーってアプリ(&サイト)を利用しています。

で、植える場所の経過がこんな感じです。

2月24日

 

3月9日 肥料等の投入&混ぜ込み

 

3月16日・そしていよいよ種イモの植付です。

※ この時期はまだ霜があるので遅らせようかと迷ってましたが、師匠曰く芽が出てくるのは2~3週間後だから植付しても問題ないらしい

穴掘り前(前回と変わってませんが・・)

※ この畑は石を取り除くのに全部掘り返してあり(近いうちに載せます)それなりに水はけが良いのであえて畝は作っていません

なぜかと言うと去年は高畝にして水はけを良くしたつもりが土を使いすぎて土寄せがうまくいかずに出来たジャガイモが太陽の光に当たって失敗したからです。

(ジャガイモの実は太陽に当たると食べれなくなります。)

じゃがいもが出来るのは種イモよりも上なので土寄せが必要!

なので水はけが悪い場合は畝を多少高くしても、必ず土寄せ分を考えないと失敗するのだ。

いざ植付 2019.3.16

ここに直線で穴掘っていきます。

縦から見るとこんな感じ

ここに30cmおきにジャガイモを置いていきます。

ジャガイモとジャガイモの間に牛糞堆肥を投入!

(ネットで調べると化成肥料って書いてあるけど、ここは自分の好み)

ジャガイモには培養土をかけます。

近くで見るとこんな感じ

あとは穴掘ってよけた土をトンボを使って平にするのみ

大きいジャガイモは60~70gで切って使うんだけど今回はなるべく小粒の物を選んで植えたので2畝使い切らなかったです。

ちなみに畝の真ん中に立っている棒はジャガイモの境界線はここまでって後で分かるためです。

我が家の畝は平にしましたが借りている家庭菜園は水はけが悪いので周りではこんな形でジャガイモ用の畝を立てています。

15cmくらいのちょっと高畝にして

真ん中が凹んでるのが分かります?

水はけを良くして尚且つ土寄せが出来るようにしています。

この畝が低いと水に浸かって腐っちゃうし、凹ませた分の土を横に置いて後から土寄せが出来るようにしています。

けっこう微妙の加減が必要です。

2019.4.7  ようやく芽が出てきました。

隣の畑のNさんは我が家より10日ほど前に植付をして結構霜にやられちゃったようです。 なので埼玉南部では3月半ばくらいに植付がちょうど良いのかもしれないですね。。

2019.4.13

先週に比べて気持ち大きくなってます。

芽かき

ジャガイモの芽が5cm程度に伸びたら頃に行います。

硬くてよい芽を数本残して残りの芽引き抜きます。
通常は2~3本残すといわれていますが、残す本数はお好みで
(本数が多ければ出来るジャガイモは小さくなるし少なければ大きくなる)

種イモが動かないように株元を押さえて取り除く芽の根本を持って倒し気味に引っ張り基部から抜き取ります。

芽かきが終わったら土寄せ(同じ日)を行ないましょう

※芽かきが面倒な人は植える段階で種イモの芽が2~3個になるように切って植える方法もあるようです。

土寄せ

ジャガイモの茎が生長した時にぐらつくのを防ぐのと
土中のジャガイモが育ってきた時に外に露出しないために行います。

ジャガイモの特徴でもお知らせしましたが日光による緑化でソラニンという毒素が作られるので土寄せはかなり重要

1回目 芽かき時(高さ5cm位の土寄せ)

2回目 出芽から約20日・つぼみが付いた頃(高さ10~15cm位の土寄せ)

2回目の土寄せが終わった段階で土寄せした部分と周囲の山と谷の高低差は20~25cmが理想(高低差が大きい方がイモの着生がよくなります。)

※土寄せと追肥はセット(土寄せする土に化成肥料を混ぜ込むのがベターかな)

芽かき&土寄せ 1回目 2019.4.20

植え付けからちょうど5週目

かなり育ってきました。

大きい株だとこのくらい

株の根本はこんな状態になっています。

 

実が小さいほうが好きであれば芽かきをしないってのもアリです。

こんな感じで1株あたり芽を3本にします。(2本だと実は大きくなりますが下手をすると酢がはいっちゃうかも!?)

芽かきが済んだら土寄せも行います。

比較するとこんな感じ

これが土寄せ前

土寄せ後

全体としてはこんな感じになりました。

結構土に余裕があると思っていましたが、次回の土寄せで土が足りるかちょっと不安です。

土寄せ 2回目 2019.5.11

土寄せ前

花もついてきています。

ネットで調べると花が咲いたら取りましょうって書いてあるので

2番目の師匠に聞いたら「10年以上ジャガイモを作ってるけど、花を取ったことないけよ でも、ちゃんと大きい実が出来てるよ」との言葉をいただいたのでイサムちゃんも取らない事に決定

土寄せする畝間の土に化成肥料をパラパラと撒きます。

化成肥料を撒き終わったら三角ホーで土と混ぜます。

こんな感じで(違う時の画像ですがイメージはこんな感じ)

肥料と混ぜた土をひたすら土寄せします。

最後に水(普段なら水はあげないが今回は雨がずっと降ってなかったので)をあげたら出来上がり

今回の土寄せで畝間(うねま)の土をほぼ使い切りました。

師匠に原因を聞いたら株間(かぶま)の30cmは問題なかったけど畝間(うねま)をもう少し取ってれば土が足りない事はなかったねとの事

「ジャガイモが土から顔出したら他の空いてる場所から土を運んで被せれば大丈夫だよ!」と慰めていただきました。

収穫 2019.6.25

すべての収穫はこれだけ・・・・です。
半分近くは腐ってしまいました。

ヽ( ̄ー ̄ )ノ オテアゲー

水はけが悪く、粘土質の畑で高畝にせずに植えた事が失敗でした。

加えて梅雨にはいって雨も多く降ったのも要因ですが・・・
(収穫量が減っても梅雨に入る前に収穫すべき。。)

今回の失敗を糧(かて)にして来年は高畝にして植付けをします。

最後に師匠の畝(ジャガイモ)を載せて2019年のジャガイモ栽培は終了とします。