美味しい白菜を作ろう

美味しい白菜を育てるために必要なこと

種を撒く時期を間違えないこと

早いと暑さにやられ、遅いと結球(葉が巻くこと)しなくなります。概ね8月下旬~9月上旬の時期が種まきの時期ですが、種の袋に記載してある時期に合わせて種まきしましょう

また種には50日~90日と記載してありますが、この日数は種まきから収穫までの期間となります。

土づくり

種まきの2週間前には石灰を1週間前には堆肥を入れましょう

自分の場合は有機石灰を使うので1週間前に堆肥と一緒に混ぜ込んでいます。

ハクサイの根は細いですが広く分布するので、深く耕して排水性、よく耕すことで通気性、
保水性にすぐれた土づくりをしましょう

1週間経過して畝づくりを始める前に土の固まりが無いように再度耕します。

(この時に虫の心配があるようであればダイアノジンの混入をお勧めします。)

土全体に空気が入り土の固まりが無くなったらいよいよ畝立てです。

白菜は土壌中の湿度が高いと根腐れを起こす可能性があるので粘土質など水はけが悪い土であれば高畝にしましょう

畝の表面は平に出来れば真ん中を気持ち高くして雨が降った時に表面排水で畝の外に水が流れるようにするのがベターです。

白菜の株間(株と株の間)は40~50cmは必要です。

種を撒く場所が決まったら7~8cmほど穴を掘り、種が育つ場所に培養土を入れます。

培養土を平らになるまで入れたらジョウロでたっぷり水を注ぎます。

今回撒く種は90日で収穫の種です。

※ 日数が短い方が失敗が少ないので慣れないうちは日数の短い白菜をお勧めします。

一ヵ所に4粒(離して)撒きます。

種を撒いたら覆土は均等に土が掛かるように園芸用フィルターを使いましょう

覆土をしたら表面は軽く押さえて種が流れないようにして再度ジョウロで水を掛けてください

種まきが終わったらトンネル掛けです。

トンネルの裾(すそ)は必ず土の中に埋めて虫が入らないようにするのがコツです。

横から見たトンネル掛けの形です。

裾が埋まっているのが分かるかと思います。

種まきから3~4日で芽が出てきます。

本葉が2枚になったら2本立ちにします。

植付けから2週間後に虫による食害がありました。
周囲を調べるとヨトウムシが原因です。 ネットを掛けていても日ごろから観察して食害を発見したら畝にいる虫を駆除しましょう

本葉6~7枚になったら1本立ちにします。

1本立ちに間引いた時に1握り(約50g)ほどの化成肥料(1回目の追肥)を株の周りにばらまきます。
このときに株がぐらつかないように株元に軽く土寄せします。

その後は2週間おきに1握りを合計2~3回施し、除草もかねて軽く土寄せします。

防虫ネットの外す時期

その年によって気温差があるのでハッキリ何時とは断言出来ませんが虫を見かけなくなって白菜がネットを持ち上げるくらいになったら外しましょう

※ネットに入れっぱなしの状態で柔らかく育つと日持ちが悪くなる可能性があります。

大きく成長した頃には細い根が地表近くにたくさん張ってきているので、根を傷めないよう表面の土は混ぜないようにしましょう
追肥は葉などに残っていると肥料やけの原因となります。

また外葉が15枚くらいで結球してくる時期には水分を必要とするので天気が続いていたら水やりが必要です。