腐葉土作り2018~2019 終了

落ち葉集めてきました。 2018.12.8

昨年に引き続き今年も腐葉土(ふようど)作りの時期がやってまいりました。

白い袋が70リットル 黄色の袋が90リットル

全部で15袋の落ち葉を集めてきました。

腐葉土(ふようど)の材料

  • 堆肥枠(たいひわく) 葉っぱを保存する箱
  • 葉っぱ
  • 鶏糞(けいふん)
  • もみ殻
  • 米ぬか
  • 土(畑の土)

重ねる順番(ミルフィーユ状に)

  1. 葉っぱ
  2. 鶏糞(けいふん)&もみ殻
  3. 葉っぱ
  4. 水(じょうろで)
  5. 踏み固める(水分が少しにじみ出るくらい)
  6. 米ぬか
  7. 葉っぱ
  8. 水(じょうろで)
  9. 踏み固める(水分が少しにじみ出るくらい)

これを繰り返して積み上げる

※ 読んで字の如しではありませんが腐葉土(ふようど)は葉っぱが腐って土になった物です。 鶏糞(けいふん)やら米ぬかが混ざっているのは堆肥(たいひ)です。肥料(ひりょう)、つまり肥し(こやし)って事になります。

なのでイサムちゃんが作っているのは腐葉土に近い堆肥(たいひ)になります。

15袋全部投入完了しました。

まだ満杯ではありませんが葉っぱが無くなったのでこの日の作業は終了!

落ち葉、再投入 2018.12.16

どうせ腐葉土を作るんだからいっぱい作りたい!

なので再度葉っぱを拾ってきて投入しました。

入りきらない分は畑の隅っこにばら撒きました。

・堆肥枠(たいひわく)の腐葉土(ふようど)が圧縮された時にこの葉っぱも投入します。

切り返し1発目! 2018.12.29

再投入から2週間目でまだ早いのですが切り返しを多めにしたほうが発酵(はっこう)が早まります。(月1回くらいがベター)

堆肥枠(たいひわく)を移動させる場所の下地を平(たいら)にします。

表面は人肌ぐらいの温度になっています。

すでに発酵が始まっているのが分かりますか!?

この白いカビは酵母菌(こうぼきん)に覆われた状態です。

酵母菌によって発酵(はっこう)が進んでいきます。

一番上の木枠を先ほど平にした下地に置いて腐葉土を運びます。

この時に葉っぱが乾いているようならジョウロで水を足します。(踏み込んだ時にわずかに水が染み出す程度)

移動させる毎に踏み込んで水分状況を確認しながら水分が足りなかったらジョウロで水を足します。

ただ移動させるのではなくある程度は混ぜるようにしながら移動させましょう

1段目の移動完了!

続いて2段目も完了!

すべて移動させたらビニールシートをかぶせて重しを載せて完了!

切り返し第2弾 2019.5.4

切り返しをしなくては・・と思いながら時は過ぎていき、あっという間に4か月あまり・・・

まずは移動先のスペースを確保

ビニールシートを剥がしてみると・・

去年作った時とは何かが違う!?

何はともあれ堆肥枠(たいひわく)を移動させて腐葉土を移動

前回と違って全然乾いた感がない・・

本来なら水分を足さなくてはならないのにビチャビチャです。

おまけに腐敗臭もします。

これは明らかに嫌気発酵(いやけはっこう)
<酸素を利用せず有機物を不完全に分解する嫌気性細菌が増えた状態>

ビニールシートを被せて上に重しをいっぱい乗せたことで空気が入らない状態だったので腐葉土作りで一番大事な酸素(空気)が足りなかったことが原因です。

腐葉土が出来る仕組み

腐葉土(ふようど)は目に見えない微生物の働きによって作られます。
つまり腐葉土を作るのはバクテリアなどの微生物で落ち葉は微生物の餌になります。
微生物(放線菌・糸状菌など好気性菌)は、有機物(腐葉土)に含まれる炭素を分解する時にチッ素を増殖のために吸収して「分解熱」が発生します。<この現象はイサムちゃんもよく分からない>

この熱が微生物の活動を活発にして高い温度が保たれるので「発酵」が活発になり腐葉土作りを早めます。

微生物が活動しやすい環境を作るために「酸素(空気)」と「水分」をが必要となります。

微生物は呼吸しているので、常に新鮮な「酸素」を提供する。
微生物が増殖し活動しやすい「水分量」は、50~60%(踏みしめて水分が染み出すくらい)

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しかし発酵(嫌気だけど・・)は進んでいます。

水分調整&発酵促進(はっこうそくしん)にもみ殻投入

でも、ビチャビチャ・・

いつもなら移動させるたびに踏み込みをしますが、少しでも空気に触れる面を増やしたいので今回は踏み込みは一切なしにしました。

乾燥を早めたいので枠の外にも置いて乾かします。

もみ殻も再投入

もう夕方で日が暮れてしまうので枠の外の葉っぱも一旦戻します。

とりあえず店じまい

左側の枠は蓋をしないでおきます。

切り返し続行(翌日) 2019.5.4

朝の9時から昨日の続きを始めます。

表面は少し乾いているけど、まだビチャビチャな感じです。

作業を続けていると・・・

ん!? 希望の光か?

希望の光が見えましたぁ♪

ミミズがいるという事は腐食が進んでいる証拠になります。
ミミズによって土壌の改善が始まります。

気をとりなおして作業続行です♪

作り始めの時は3段目までパンパンの量だったのが現時点では2段目で間に合う量です。

今回は空気に触れさすべくビニールシートは拡げません

2回目の切り返し完了!(2日目の作業2時間)

腐葉土 畑に投入 2019.11.4

2回の切り返しのみでどこまで熟成したのか!?

去年よりも未熟な感じは否めません

葉っぱの形が残っている部分もあります。

畑の上に広げてみます。

ほぐすとこんなにコガネムシの幼虫が出てきました。

このまま使用するのは危険なのでダイアジノン粒剤3を混入してから畑に混ぜました。

※ 教訓

腐葉土を作るなら絶対に切り返しを怠らない(出来ないなら腐葉土は購入するべし!)